ワインと旅の随想 「issyさんの日記」

bP8 判らないこと 2003.8月

 世の中には判らないことが沢山あります。もし世の中のことが全てわかってしまえば世の中はわびしいものでしょう。そんなことは判っていながら何でも知りたいと思うのが人間だと思います。

 私事になりますが今住んでいる介護付老人ホームは誕生月に人間ドックに入り検査を受けることになっています。私は五月生まれなので五月に検査を受けました。八十一歳にもなるので悪い所が沢山あることはよく知っています。既往症も結核・尿管結石・前立腺肥大症・高血圧症・動脈硬化症・前立腺癌など沢山あります。現在悪いのは薬を飲み続けている高血圧症と結腸か直腸辺りに狭窄があることだけです。私は悠然としていました。

 ところが月末になって検査の結果が送られてきて驚きました。癌反応(CEA)が陽性で便の潜血反応も陽性なのです。病院側の説明では消化器の癌が強く疑われるので、精密検査を受ける必要があるとのことです。私としては腸の狭窄もあり便が硬くならないような薬を連用していますし、疑われるのは当然と思いますが外見上は元気そうに見えているようですし気乗りがしません。それでも病院側には色々と事情も有るらしく強く検査を勧められます。我侭ばかり言うわけには行かないので結局勧告を受けることにしました。

 6月中旬に入院し翌日大腸ファイバースコープ検査を試みられましたが、狭窄部を通過させることが出来ず検査不能に終わり、注腸X線検査に切り替えられました。翌日は胃内視鏡検査、胸部X線検査、消化管CT検査を受けて退院しました。

 その後病院側で色々検討されたようですが確たる病変を指摘されていないようでした。是非とも今一度注腸検査をと言われて本当は相当体に影響があるので気が進まなかったのですが、7月中旬に注腸X線検査を受けましたが余り変わりませんでした。

 7月末には腹部のエコーの検査も受けましたが変わったことはありませんでした。

 最後に残った新しい検査方法は「ポジトロン断層撮影法」(PET)です。幸いなことに神戸にはポートアイランドに先端医療センターがあり、この検査を受けることができるそうです。早速申し込んでいただきましたが希望者が多く10月にならないと順番が回ってこないそうです。それまではお預けの状態になっています。

 この検査でも病変がはっきりするわけではありません。しかしどこかに癌が隠れていないかをしらべるには良い方法のようです。この検査で若し疑わしい所があればさらにまたそのあたりの検査をすることになりますし、やはり特に変わったことがなければ今後も判らないままで過ごすことになります。


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