清酒の造りについて  .平岡敏和作
 ●特色 清酒はわが国の伝統的醸造酒であり、1000年以上前から行われ、 後世に伝えるべき文化そのものです。
 ●醗酵とは? ★糖分⇒アルコール+水
 ●ワイン 原料は糖類 「単醗酵」 原料の葡萄が決めて
 ●ビール 原料は穀類 「単式複醗酵」 複原料のホップが必要
 ●日本酒 原料は穀類 「並行複醗酵」 人の要素が大きい、造る人によって、違うタイプの酒になる
●日本酒の造り  製造工程 1)蒸米製造工程

玄米→精米→白米→洗米→浸漬→水切り→蒸し→冷却→蒸米
  ↓ぬか

2)麹製造工程

蒸米---→製麹(せいきく)→麹
  ↑種麹

3)酒母製造工程
水麹
麹・水・純粋酵母・醸造用乳酸 →仕込→育成→酒母(しゅぼ)
↑蒸米

4)もろみ製造工程

酒母・麹・蒸米・水 →仕込→もろみ管理→(アルコール)
<初添><踊><仲添><留添>

5)市販酒製造工程

熟成もろみ→上槽→おり引き→濾過→新酒→火入れ→貯蔵
 ↓粕
原酒→おり下げ→加水→火入れ→びん詰め→市販酒
 原料水 水は清酒の80%を占め非常に重要である ★宮水 ★鉄分を嫌う ★水の加工
 米 ★酒造好適米 ★精白(アミノ酸・脂肪の排除)
★精米機 ★金剛ロール ★心白
洗米・浸漬 ★吸水歩合(調湿機) 蒸し
<いい酒を造るには、いい蒸し米を>
 製麹 麹菌(こうじかび) 米デンプンの糖化 麹蓋・箱麹・床麹
床揉み・切り返し・盛・積み替え・仲仕事・仕舞・出麹
★破精(はぜ) ★栗香
 酒母 しゅぼ・もと ★速醸元・高温糖化元・生元・山廃元
優良酵母の純粋培養 ★暖気樽・★乳酸菌
 もろみ ★開放醗酵   ★仕込配合・醗酵形式→酒質のタイプに影響
★三段仕込→三回(添・仲・留)に分けて仕込む
 経過 筋泡→水泡→岩泡→高泡→落泡→玉泡→地
★温度管理・★ボーメの切れ具合・アルコール度の上昇
  アルコールの添加
 上槽 もろみを液状部分(清酒)と固形部分(粕)に分離 
★袋しぼり 圧縮機(せめ)
 歩合 精白歩合+粕歩合→分留まり
 製成 ★濾過の活性炭 ★火入れにおける火落ち菌
 貯蔵・熟成  
●日本酒のタイプ  吟醸酒 精米歩合60%以下・低温醗酵 香り高く、味もまろやか
 純米酒 米・米麹・水のみを原料  酸高く、味も濃い
 本醸酒 白米1トンあたりアルコールが120L以下の清酒 スッキリ
 原酒 割り水していないにで、アルコール分が20%前後
 濁り酒 もろみを目の荒い網でこし、白濁していて昔のどぶろくに 似ている
 貴醸酒 水の代わりに、清酒で仕込んだ酒で濃醇・甘口・多酸
●杜氏の流派について 丹波、但馬、南部、新潟、広島、石川(糠) ⇒六流派
●杜氏・蔵人のかたの生活  
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