シャトー ル・パン | |
私がボルドーを訪れたのは、サッカーW杯フランス大会の年ですが、その時にボルドーでも最も値段が高いワインの一つ「シャトール・パン」の畑も見てきました。「ハンカチ」と言われるくらい小さい畑と聞いていましたが、実際見ましても畑の隣に農家があるだけで、郵便ポストに「ル・パン」と書かれていなければ判らないくらいです。 ル・パンの名前の由来になった松の木(パンとは松のこと)がそばに立っていて、その落ちていたマツカサを記念に日本に持ち帰ってきました。普段見る日本のマツカサより相当大きく、ガラスケースに入れて大事に店内に飾っていますので、店に来られた方は、ご覧になってください。 |
ル・パン・ファミリー |
ポムロールのシャトー・ル・パンとヴュー・シャトー・セルタン、マルゴーのラベゴルス・ゼデ・・・かの銘醸ワインの数々を造り出しているティエンポン家のことです。 因みに「シャトー・ル・パン」は、ボルドーでも最も高い価格で取引されるワインの一つで、1本あたり10万円〜20万円位します。 |
ボルドー最小のアペラシオン、 コート・ド・フラン |
ボルドー右岸の最も上流にある「コート・ド・フラン」は1967年に誕生した栽培面積わずか400haのボルドー最小アペラシオン。今でこそボルドーのアペラシオンとして定着しているが、コート・ド・フランが有名になったのはティエンポン家が多大な貢献をしたからに他ありません。今回紹介するワインが、小さくてあまり知られていないこのアペラシオン自体を有名にしてしまいました。 |
知られざる産地ですが、美味しいワインが隠れています | ||||
●世界的ワインの銘醸地ボルドーを流れるのは「ジロンド河」ですが、ボルドー市の上流で、ドルト―ニュ河と合流する前は「ガロンヌ河」といいまだ川幅も広くなく、対岸まで泳いでいけそうです。 このガロンヌ河とドルト―ニュ河の間の地域は、アントォル・ド・メ―ヌ(二つの海の間の意)と呼ばれ、白も赤も主に普段飲むのに手頃なワインを産出していますが、中にコクがあって美味しいワインを見つけることができます。それが、「プルミエール・コート・ド・ボルドー」のワインです。 めちゃ〜有名なワイナリーは無いですが、価格的には申し分ない内容です。皆さんが、ワイン売場で「プルミエール・コート・ド・ボルドー」のワインを見つけて手頃な価格でしたら、買物かごに入れることをお勧めします。この地域で生れても、たいしたことのないワインは、「プルミエール・コート・ド・ボルドー」とされずに単なる「ボルドー」とされることが多いですので! ●シャトー・ド・ラモットは、18世紀半ばよりニール家が所有し、現在のオーナー、ファブリス・ニ―ルはボルドー大学醸造学科(世界的にワインの勉強ではトップクラス)を卒業し、政府公認の学士号を修得しています。 彼は、葡萄の摘み取りからワインの醸造・熟成・瓶詰めまでの全工程を一貫して指導しています。醸造責任者や杜氏でなくてオーナー自らが指導管理するというのは、お酒造りでは、重要な要素だと私個人的に思っております。実際は、なかなか大変でしょうが。 ●敏ちゃんの試飲メモ● 輝いた深いルビー色、心地よい芳香、果実味がたっぷりで、なめらかな舌触り、複雑性あり、まろやかなタンニンはしっかりしている。余韻も長く、今飲んでも美味しいが何年か置いても楽しめます。コストパフォーマンスの高いお買得ワインです。ワインを飲みなれていない人でも美味しく、通の方にも楽しんでいただけます。
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ヒラオカママが、大好きなワインです! | ||||
●シャトー・タイヤックは、ジロンド河をはさんでマルゴー村のほぼ対岸に位置する「コート・ド・ブール」地区を代表するトップ・シャトーで、約30haの畑から年間17,000ケースのワインを生産しています。土壌は、粘土質と石灰質が入り交じっています。また、この地は、ジロンド河を望んだ風光明媚な高台(海抜54m)にあって河に面していますので、春の遅霜の被害から守られています。 ●キュヴェ・ルビィは、樹齢10〜15年のメルロー種をほぼ100%使用し、キュベ・レゼルブの熟成に使用した後の4〜5年目の樽を使って熟成。色調は濃く、果実味も凝縮感も強い。雑味がなく、エレガント。非常にコストパフォーマンスの高いワイン。 ●ヒラオカママの試飲メモ 柔らかく、円やかで甘味さえ感じます。美味しく、ほっぺたが落ちる感じがします。母の愛を感じさせるワインです。
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フランスに始まって、いろいろな国のワインを飲んでいってもは、最後に行きつくのはやっぱり、「ボルドーワイン」と思うのは私だけでしょうか。ワインに美味しさを感じるだけでなく、「文化」を肌で感じるのもボルドーならではでしょう! 今すぐのご注文をお待ちしております! |
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