神戸の伝承地酒「福寿」酒心館にオジャマしました

今年は寒さのせいか3月下旬になっても、まだ梅が満開になっていません。
梅を見に行こうと思っているのに機会が伸びて、桜と一緒になるかもしれませんね。


この時期は、各蔵元は今年の主な仕込みも終わり、
杜氏や蔵人の方も一段落されていると思います。

毎年のように「福寿」の蔵元を訪れています。
「福寿」さんのお酒は、
菰樽の鏡開きのお酒として使わせて頂いたり、
お得意先の飲食店に置いて頂いており、
また、店でも御めでたいお酒の贈答品として、日本通の方に日頃召し上がるお酒として
いろいろな場面で、お買い求め頂いている当店でも人気のお酒です。


今回は、醸造責任者(杜氏)の方のご好意により、麹室の中も見学させて頂くことができました。
写真の左側が蔵内からの入り口で、麹室(むろ)が奥と右側に二つあります。

通常の酒蔵見学会では、なかなか中に入れてくれません。
できても仕込みが終わって、すでに麹室に麹がない場合が多いです。

しかも今回は、女性である私の妻も中に入れさせて頂きました。

しかも~~、しかも~~、しかも~~。

なんと、麹を作る作業をさせて頂きました。
いわゆる「切返し、仕舞仕事」といい、箱麹の中の固まった麹をバラしたり、混ぜたりして温度調節して、麹のハゼ込みをよくして、よりよい麹を作る作業です。

福寿さんでは、麹を作る作業は箱麹を使い、手作業のみです。また最新の技術をあちこちに導入しています。

例えば後ろの方に見える、箱麹を覆う銀色の布は、ゴアテックスです。麹の温度や湿度を調節するには欠かせないものですが、御存じの通り、価格が高いです。また、箱麹を置いている台は、重量計の上に置いてあります。どれだけ水分を含んだ記録するためです。麹の温度を正確に把握するために、デジタルの温度計を使用しています。こうした手間とお金を掛けて良質の日本酒が生まれるのでしょう。

流石です。


次に、仕込みタンクの「櫂入れ」を経験させて頂きました。

タンクの中に落ちないようにしながら、中の醪を撹拌します。結構、力が要ります。ママもちょっと苦労しています。


「あっっ!!」、櫂をタンクに当てちゃいました。

タンクには支障ないようですが、びっくりしたみたいです。


 左側にある搾り機で粕(かす)と分離された新酒は、右側のタンクに滴り落ちるのですが、ママが二つの利きジョコを持っているのは、一つは流れてきたそのままのお酒と一つはタンクのお酒を飲み比べているからです。

二つのお酒は、同じお酒ですが炭酸の含み具合や味は違います。

普段お酒を飲まないママですが、美味しいのか舌鼓しています。


通常は見学者に見せない浸漬室も案内して頂きました。

酒造りの欠かせないのは、良い蒸米を作ることですが、そのためにお米の吸湿歩合が重要になります。

つまり、この部屋は企業秘密のベールに包まれた部分です。

私も長年あっちこっちの酒蔵を訪問させて頂いていますが、今回の経験は初めてのことが多く、大変参考になりました。福寿さんに感謝いたします。と共に最近の醸造技術の進歩には、驚愕いたします。

蔵の見学の後は、となりの「さかばやし」で蔵の方と食事を頂きながら、楽しい時間を過ごしました。

みなさま、素晴らしい設備で一生懸命造っている福寿のお酒を是非お召し上がりください。

できたら、当店でお買い求めください。

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