蔵元紹介 マンスノーブル フランス・ラングドック

1985年にA.O.C.になったコルビエール地区はその80%が潅木林や岩場・山岳地帯です。その残り少ない土地で地中海性気候の影響を受けながら繊細で力強いワインを生産しています。
かつてラングドックのワインはブレンド用とみなされていましたが、今日ではほかの産地同様、この地方独特のワインを産み出し、国内外に確固たる地位を築いています。ボルドーやブルコーニュ、さらにカリフォルニアからもこの優良な土地を求めて有名ワイン生産者の進出が始まっています。
柔らかな味わいと、高い香り、心地よい風味を備えたワインを産出する地方といわれています。

評価

シャトー・マンスノーブル
原産地呼称
  • AC CORBIERES(コルビエール)
所有者
  • ギイド・ジャンスジェル氏
土壌
  • 粘土・石灰質
総栽培面積
  • 20ヘクタール
ジャンスジェル氏からのメッセージ
努力が人生を変えてくれました。今、好きな仕事をやっているのでまったく辛くありません。私の仕事は「喜びのワイン造り」です。
『歴史&紹介』
オーナーのジャンスジェル氏は柔道家で、親日家でもあります。彼はベルギー人で、元ワイン・ジャーナリストでした。熱烈なワイン愛好家であった彼は、ついに1993年にこの地のシャトーを買い取りワイン造りを始めました。
その時買った畑が40ha。現在その中で条件の良い所だけ20haで葡萄を栽培しています。
葡萄栽培に関しては、とにかくリスクをおかしてでも完熟させることにこだわっています。収穫時期になると毎日畑を廻り、葡萄を食べ、自分が納得する味になるまで収穫しないそうです。さらに収穫量をボルドーの銘醸ワイナリーよりも低く42hl/haにおさえて、葡萄の凝縮度を上げています。彼が目指すワインは、濃縮していて柔らかく長期熟成もするタイプです。一口飲んで「樽」が目立つような樽熟成はしません。