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● 和飲(わいん)マガジンfrom Motomachi
● No163 01/02/28(水)
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おしゃれでファッショナブルな街・神戸・元町のワインショップが、
「♭」な気分を「#」にさせる「ワインセラピー」をお届けします
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今回のワインは、ちょっと凄いワインばっかりです。
ぜひ、お試しください。
--------- 目 次 -----------------------
【 1 】 スーパー・ラングドックワイン登場!
【 2 】 当店のワイン倉庫の一部公開!
【 3 】 モンテスキューの子孫が造ったワイン
【 4 】 半額ワインセール!再入荷
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【 1 】 スーパー・ラングドックワイン登場!
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ここ何年かで飛ぶ鳥を打ち落とす勢いのフランス・ラングドックの
ワインですが、ピンからキリまで出回っております。
その中でじっくりと楽しめるスーパーラングドックがやってきました。
■ 1) コスティエール・ド・ニーム 97 赤・ヘビー ¥1900
産地 ラングドック
AOC コスティエール・ド・ニーム
生産者 マ・デ・プレザート
葡萄品種 グルナッシュ45% サンソー30% シラー25%
<輸入元のメモ>
透けて通らない濃い赤色。微かにキャラメルを思わせるミルキーさと
甘さのある香り。樽熟による心地よいアクセントあり、たっぷりとした
複雑な果実味があります。
すぐに飲んでも楽しめますが、2年ほどキープしても楽しめます。
コスティエール・ド・ニームのレリーフ(浮き彫り)の入ったヘビーボトルに
詰められています。
<Toshiiーのメモ>
コスティエール・ド・ニームは、ラングドックの東端にあり、
すぐ東にローヌ川が流れ、北にはアヴィニヨンの街があって
コート・ド・ローヌのワイン産地が広がっています。
東側には、ワイン産地コート・ド・ブロヴァンス、マルセイユの港が続いています。
ワインは、赤・白・ロゼがありますが一般的には赤になります。
VDN、VDLとかの甘いワインも造られています。
試飲してみますと、確かに太陽をいっぱい浴びたせいか濃い凝縮された
色合い。味はすこし苦味を感じ、2〜3年位置くと面白さが出てくるでしょう。
スパイシーさもありますので、今の季節なら味噌と山椒で味付けされた
猪肉のボタン鍋が合いそうな気がします。
別名、アランドロンもびっくりのワインと名づけました。
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【 2 】 当店のワイン倉庫の一部公開!
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雑誌「ブルータス」の最新号で各輸入元のワイン倉庫のお宝ワインが
出ておりましたが、当店にもセラーに眠っているお宝ワインの一部を
紹介します。
これ以外にもありますので、またの機会にワインリストを作成してご紹介します。
2) シャトー・タイヤック プレスティージ 59 赤・ヘビー ¥25000
産地 ボルドー・コート・ド・ブ―ル
AOC コート・ド・ブ―ル
生産者 ピエール・サテュル二氏
葡萄品種 カベルネ・ソーヴィ二ヨン主体 メルロー20%程度
カベルネ・フラン少量
ここの畑はすべて真南向きで、石灰・粘土質という上質のワインを生み出す
土壌に恵まれ、加えてドルドーニュ川の熱反射のおかげで春の遅霜という
大敵からの被害も合わない。
この様にシャトー・ラトォ―ルを彷彿させる理想的なワイン環境に恵まれた
シャトー・タイヤックの創業は16世紀にも遡るが、伝統的製法を守りつつ、
近代的な設備を導入することで今日の評価を築き上げてきました。
1ヘクタールあたりの葡萄の木は少ないため、太陽の光をたっぷり浴び、
非常に糖度の高い葡萄に成長します。また樹齢25〜50年に達している
ものもあります。
もちろん手入れから収穫まで、すべて手作業で行っています。
プレスティージは、樹齢の古い葡萄を使い、出来の良い年、
ファインヴィンティージしか造っていません。
非常に濃密な深紅色が印象的で、イチゴ・カシス・胡椒・シナモンのスパイスが
凝縮された香り。「気品」「調和」の極致ともいうべき味わい。
サンテミリヨン、ポムロールといった知名度の高い地区より歴史が古い
コート・ド・ブ―ルにあってクラシックな長期熟成型のワインを造っている
シャトーとして内外から認められています。
ボルドーのメドック信仰の神話的知名度のよって価格が高騰したワインに
引きずられるのでなく、メドックの格付けシャトーに負けない上品な味わいで
59年つまり40年前のワインが楽しめるという機会は、めったにないでしょう。
■ 試飲メモ ■
実際試飲してみますと、長期熟成のカビっぽい感じはあるものの、
以外にもフレッシュさを思わせるのは、このワインが持っている
ポテンシャルの高さそのものでしょう。
40年経ったトリフの香り、スーボア―の味わいが、この価格で感じられるのは、
正に驚異とも言っていいでしょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ♪島田のブンブン♪ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
余談ですが、
今回の雑誌「ブルータス」に神戸の島田さんの記事が載っていましたので
前にもお話しましたが、♪島田のブンブン♪を再び出します。
前回見た方は、飛ばしてください。
「島文」さんの記事が出てきていましたが、
ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、
島文は元々あのあたり「御影の浜」の入り浜権を持っていた大地主で
神戸製鋼に土地を貸して、その工場の鉄とか金属のスクラップで莫大な富を築いた
方なのですが、「あっち」の方でも盛んで大阪とか京都にも「いい人」が居たそうです。
飲みに行った時に歌っちゃう「♪だれが、呼んだか〜、しまだのぶんぶん♪」って
歌謡曲はこの方がモデルです。
ところで、この社長はワインが好きでお金に物を言わせて、高〜いワインばっかり
飲んでいます。ワインを仕入れるために酒の小売店を一軒買って店員を雇い、
有名なレストランを作ってソムリエを二人も置いて、他のお客さんは来なくてもよく、
自分用と接待用にレストランを維持しています。
もちろん在庫は、何万もする高級ワインが木箱に入って、ごろごろしています。
同じワインでも、私たちとは世界が違うますね。
以上私が噂で聞いた話ですので、事実と反していましたらすいません
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【 3 】 モンテスキューの子孫が造ったワイン
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社会思想史から言いますと、
モンテスキョ―は、1748に「法の精神」という本を書き、
ロックの思想を受け継ぎ、立法・司法・行政の三権分立の政治学説を展開。
当時の社会に賛否両論のセンセーションを巻き起こし、
大革命への萌芽ともなった、啓蒙思想家である。
という事になりますが、
その末裔がワインを造っています。
3) シャトー・ピック・カイユ 96 赤・ヘビー ¥5000
三権分立を唱えた人の末裔の方が造ったワインをかの「森さん」に呑ませて
やりたいと思っているのは、私だけでしょうか。
フランス・ボルドーの人たちは、お魚にグラーブのワインを合わせるそうです。
肉でなくマグロみたいな魚には、こういったワインが最高でしょう。
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【 4 】 半額セールのワインが入荷!
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大変、お待たせしました!
ワインショップの当店が選んだ半額セールのワインが入荷しました。
前にも出ていました、
4) トラキア カベルネ・ソーヴィ二ヨン 94 ¥950 ⇒ ¥550
5) 2本だったら ¥1000
6) 12本だったら ¥5500
ヨーロッパでも古いワイン産地の一つであるブルガリア生まれです。
共産党政権が崩壊してからワインの近代化、海外へ売れるように
努力しています。
普通の方が普通に楽しめるワイン、だけどちょっとなにか面白いワインを
皆様に提供したいと目指しています当店が、おすすめ致しますワインです。
この価格でこの品質を持っていますワインは滅多に無いでしょう。
輸入元もあんまり在庫が無いのでお早めに!
7) トラピチェ マルビック&メルロー 97 ¥1100 ⇒ ¥550
こちらは、アルゼンチンです。
完熟した味わいの柔らかく華やかなワイン。
日常の呑むワインとしては、価格的にも抜群です。
条件は、トラキアと同じです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お知らせ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
● チーズの品揃えを充実させました。
六甲アイランドにあったチーズショップが、北野町に変わりました。
それに伴って当店のチーズが、大変増えました。
ブルー系、カマンベール系、ウオッシュ系、カラスミみたいな
美味しいチーズがやってきました。
ぜひ、お試しください。
ワインをご注文いただいた方に、チーズをサービスします。
品物は、その時に美味しいチーズの予定です。
● 春に向けてワインが、どんどん入荷する予定です。
案内するのに忙しくて、目が回りそうです。
請うご期待!
● 輸入元の「春の試飲会」が目白押しです。
一度ご参加ください。
行かれた方は、皆様喜んで頂いています。